【アドラー心理学】怒りの感情は“目的”だった?イライラをコントロールする具体的な5つの方法

怒りは「突然わき上がるもの」「勝手に爆発するもの」だと思いがちですよね。でも、アドラー心理学ではその考えを大きくひっくり返します。

アドラーは、
「感情は目的のために生まれる」
と考えました。これが有名な“目的論”です。

人は怒ることで、次のような目的を叶えようとします。

  • 相手を黙らせたい
  • 自分の意見を通したい
  • 傷つかないように自分を守りたい

つまり怒りは、
「感情に支配されている」のではなく、
“自分が無意識に怒りを選んでいる”

ということなんです。

この視点を持つだけで、「怒りに振り回される自分」から一歩抜け出せます。
怒りとの距離が、グッと遠くなるはずです。

<目次>

怒りっぽい人が抱えている3つの心理パターン

怒りっぽい人には、実は共通する心理パターンがあります。
アドラー心理学では、これらのパターンが“怒りという目的”を生み出すと考えます。


①自分を守るための怒り

本当は傷つくのが怖い。
でも弱いところを見せるのはもっと怖い。
その結果として、人は“怒り”という鎧を身にまといます。

怒ったほうが、
・弱さを隠せる
・相手から距離をとれる
そんな「防衛の目的」が働いているんですね。


②相手をコントロールしたい怒り

怒ることで相手を動かそうとするタイプです。

・思いどおりにしてほしい
・自分の正しさを認めてほしい
・謝ってほしい

こんな欲求が強いほど、怒りは大きくなります。
怒りが“力”として使われている状態です。


③劣等感から生まれる怒り

「自分は劣っている」という思いが強い人ほど、怒りやすくなります。

・自分のミスを指摘されると爆発する
・他人と比較して落ち込む
・ちょっとした言葉に反応してしまう

これは、心の奥にある“自分への攻撃”を避けるため。
怒りでフタをすることで、劣等感を見なくて済むわけです。


怒りっぽさは性格ではなく、
目的のために身につけた“反応のクセ”
だと知っておくと、コントロールしやすくなります。

怒りが爆発する前にできる「予防型」コントロール法

怒りは爆発する前に“予兆”があります。
そのサインに気づけるだけで、怒りの8割はコントロールできると言われています。

ここでは、アドラー心理学の目的論を踏まえた「予防テクニック」を紹介します。


①アンガーログで「怒りのクセ」を見える化する

怒った場面をメモするだけです。

・いつ
・誰に
・何に
・怒りの強さ
・怒りの目的は何だった?

これを続けると、自分のパターンがはっきり見えます。
「また同じ状況で怒ろうとしてるな」と気づけるようになります。


②身体反応で“怒りの前兆”をつかむ

怒りは体が先に反応します。

・肩が上がる
・心臓が速くなる
・呼吸が浅くなる
・顔が熱くなる

これに気づいたら、
「私、今怒りを“使おう”としてるんだな」
と認識するだけで冷静さが戻ります。


③自分に質問して目的を見抜く

怒りそうになったら、心の中でこう質問してください。

「私はこの怒りで、何を得ようとしている?」

目的がわかると、怒りは自然と弱まります。
目的論の最大のメリットはここにあります。

怒りが湧いた瞬間に使える「即効型」コントロール法

①科学的に効果的な“6秒ルール”

怒りのピークは6秒と言われています。
6秒だけ、意識を外に向けるだけでOKです。

・深呼吸する
・目を閉じる
・コップの水を飲む

これだけで怒りの波は大きく低下します。


②その場から距離を取る(最強の対策)

アドラー心理学的にも非常に有効です。
距離を取ることで「怒りを使う目的」を成立させないからです。

・席を立つ
・トイレに行く
・別室に移動する

これだけで怒りのストーリーが途切れます。


③ゆっくり息を吐くと自律神経が整う

怒りは交感神経が興奮している状態です。
長く吐く呼吸(4秒吸って8秒吐く)をすると、副交感神経が働き、落ち着きを取り戻します。

強い怒りでも数十秒で効果があります。

怒りに振り回されない人が実践している根本改善習慣

怒りを“一時的に抑える”だけでは、また繰り返します。
大切なのは、怒りを生みにくい体質になること。

アドラー心理学で言うところの「目的」を変えるイメージです。


①「怒りで得ようとしていた目的」を見直す

怒りを使って得ていたものを、別の方法で得られるようにします。

・相手を動かしたい → 伝え方を変える
・自分を守りたい → 自尊感情を高める
・分かってほしい → 対話に切り替える

目的が変われば、怒りは必要なくなります。


②劣等感と向き合う(怒りの根っこ)

アドラー心理学では、劣等感は成長の源です。
“悪者”にする必要はありません。

自分の足りなさを責めるのではなく、
「どう改善する?」という建設的な視点に変えるだけで、怒りは減っていきます。


③相手を変えようとしない(課題の分離)

アドラーの基本中の基本。
怒りの多くは“相手を動かしたい”が理由です。

しかし、相手の行動は相手の課題。
自分が変えられるのは自分だけです。

ここを理解すると、無駄な怒りは一気に減ります。


④小さな成功体験を積む

自己効力感が上がると、怒る必要がなくなります。

・できたことを1つ記録
・自分に優しい言葉をかける
・やらなくていいことを減らす

怒りは「自分に余裕がない時」に出やすい。
だからこそ毎日の小さな積み重ねが効いてきます。

まとめ

怒りは、ただの衝動ではありません。
アドラー心理学が教えてくれるように、怒りには必ず“目的”があります。

  • 相手を動かしたい
  • 自分を守りたい
  • 劣等感を見たくない

こうした目的のために、私たちは無意識に怒りを選びます。

でも、目的が変われば怒りは必要なくなります。

この記事で紹介した
・予防
・瞬間対処
・根本改善
の3つを続けていくと、怒りに振り回されない生き方が少しずつ身についていきます。

怒らなくて済む毎日は、想像以上に軽やかです。
まずは小さな一歩から始めてみてくださいね。

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希望や苦悩という感情をテーマにした抽象画、デジタルで描いたオリジナルキャラクターを描いてます。 ここでは、今日を頑張る人達へ明日も一歩進むための心に火を灯す、言葉と絵の力”アートメッセージ”を発信していきます。